この記事では高配当株として人気のある日本たばこ産業【2914】についての私nicoの見解・配当利回り・株主優待内容について紹介していきます。
企業概要
日本たばこ産業といえば、名前にある通りたばこが事業の柱となっていますが、意外にもインスタントなどの加工食品や医薬品事業にも展開しています。
たばこも国内よりも海外の方が売上が多く、広く海外でも収益を上げている企業になります。
事業の一覧
- 海外たばこ
- 国内たばこ
- 加工食品
- 医薬品
収益の大まかな内訳は以下の通りです。

(単位は億。日本たばこ産業2020年度第3四半期決算説明資料より作成)
配当・指標紹介
1株配当 | 154円 |
配当利回り | 7.06% |
PER | 11.11倍 |
PBR | 1.58倍 |
EPS | 174.72円 |
BPS | 1501.12円 |
(2020/11/27時点)
配当金の推移

配当金は約10年で5倍以上!
グラフの通り配当金は年々増加、加えて景気と強く連動するような産業ではないため、高配当株として人気があります。
株主優待
・自社グループ製品 (権利確定月 12月)
対象:100株以上・1年以上保有している全株主
・100株以上 2500円相当
・200株以上 4500円相当
・1000株以上 7000円相当
・2000株以上 13500円相当
主に自社グループの食料品を受け取ることができますが、1つ注意が必要なのは1年以上の保有が前提ということです。
権利確定月に合わせて保有しても権利が発生するのは翌年以降ということをお忘れなく!
nicoの見解
まとめ
- 高配当利回りが魅力的
- たばこ産業がメインであるので収益に問題はなさそう
- マイナス材料が多々存在する
高配当利回りと株主優待が魅力的な銘柄ですが、投資スタンスによってかなり好みの分かれる銘柄ではないかと思います。
配当金目当てで投資するなら、株価が下がったタイミングでいつでも投資してよいと思います。
たばこ産業については以下の記事でも言及しています。
コロナの感染拡大前からたばこ産業としては縮小傾向にありましたが、コロナ禍でそれがやや加速したような印象を受けます。
加熱式たばこの分野でもややシェアが低いため今後は、他事業への展開などが考えられますね。
ポートフォリオの分散と配当金投資としては有力な投資先であることは変わりないので、自分の投資スタンスとマッチするかどうか検討するべき銘柄ではないかと思います。