この記事では米国株の【PM】フィリップモリス・インターナナショナルについての各指標・配当利回りなどついて紹介していきます。
企業概要
米国株の中でも高配当利回りで有名なタバコ企業になります。
世界最大のタバコメーカーで、
- marlboro(マールボロ)
- lark(ラーク)
- parliament(パーラメント)
- IQOS(アイコス)
などの多くの銘柄・ブランドがあります。
しかし、将来的には紙巻きたばこからは撤退する方針なので、IQOSなどの加熱式たばこへの転換を進めていくと考えられます。
もともとはアルトリア・グループの海外専門部門でしたが、スピンオフ(分離・独立)を行い、誕生しました。
米国内はアルトリア、海外はフィリップモリスという風に市場がやや異なるので、投資の際には注意が必要です。
含まれる指数
OEX | S&P100指数 |
S5CONS | S&P500 CONSUMER STAPLES |
SPX | S&P500指数 |
株価
配当・指標紹介
配当権利確定月 | 3月・6月・9月・12月 |
配当支払い月 | 1月・4月・7月・10月 |
1株当たり配当金(通期) | 4.62$ |
配当利回り(通期) | 6.2639% |
PER(直近12ヶ月) | 15.5496倍 |
PBR(通期) | 11.9802倍 |
1株当たり利益【EPS】 (直近12ヶ月) | 4.61$ |
1株当たり純資産【BPS】 (直近12ヶ月) | 4.9296 |
(2020/11/25時点)
直近12年の配当金の推移

スピンオフ前からは50年連続増配!
nicoの見解
まとめ
- 連続増配当株で長期保有向き
- 依存性の高い商品であるので安定した利益
- CFが安定、自社株買いに積極的
たばこビジネスがなぜ強いかというと、
- 商品への依存度が高い
- 参入障壁が高い
- ブランドが確立されている
以上3つが要因であると考えています。
依存性が高いためどれだけ値上げしても購入する人は一定数存在しますし、広告を出さなくても購入してくれます。
また、紙巻きたばこの分野で新規参入するような会社もおらず、寡占市場となっているためフィリップモリス社が急に倒産する可能性は低いと思います。
でも株価は低く見られていて、高配当利回りになってるから何か不安要素があるのでは?
配当利回りが高い要因
配当利回りが高い要因は、
投資家のたばこ産業に対する期待値の低さ
が関係していると考えられます。
市場が成熟し拡大する可能性が低く、訴訟のリスクがあるたばこ産業への期待値の低さが高い配当利回りを生み出しているのでしょう。
現在では訴訟リスクは低いですが、たばこよりも依存性の強い大麻の合法化など今後市場として拡大が見込めないことが大きいのではないかと思います。
永久保有は難しいけど配当金投資として保有しておくのは向いているかも…