こんにちはnicoです。
11/6に旭化成の決算情報の開示がありましたので、まとめました!
経営成績
| 当第2四半期(2021年3月期) | 前第2四半期(2020年3月期) |
売上高 | 2兆340億円 | 2兆1516億円 |
期間純利益 | 870億円 | 1039億3100万円 |
営業利益 | 1400億円 | 1772億円 |
経常利益 | 1420億円 | 1840億円 |
nico
利益減少は止まらず、2Qまで累計で26%の最終利益減…
しかしながら、通年の経常利益を1250億→1400億に上方修正するなど改善の見通しとなっています。
利益減少とはいうものの、経常利益の計画の進捗率は54%と前期・前々期と比べても遜色ないためそこまで悲観する内容ではないかと思います。
財務状況
| 当第2四半期(2021年3月期) | 前期(2020年3月期) |
総資産 | 2兆8222億円 | 2兆8222億円 |
自己資本比率 | 48.9% | 48.2% |
1株配当 | 34円 | 34円 |
nico
財務状況は大きな変化ないけど…?
財務には大きな変化は見られませんでしたが、ROEが低下傾向にあるためやや資本効率が落ちてきているようです。
まとめ
旭化成の今回の決算をまとめると、
- 売り上げは思ったよりも落ちず例年並み
- 主要セグメントである「マテリアル」部門がコロナで減益
- 「住宅」部門もコロナで減益
- 「ヘルスケア」部門が薬価改定などの影響があったが増益
- 「安定配当且つ継続的な増配を目指す」方針に変化なし!
といったところでしょうか。
nico
景気敏感株であるから、感染拡大が続くならまだまだ厳しい状況が続くかも…
かなりマイナスな部分を沢山書いてしまいましたが、旭化成に関してはこれから期待できる分野もいくつかあります。
いくつか挙げるとすると、
- IT分野(通信インフラ)
- 自動車分野(キュプラ)
- ヘルスケア分野
今話題の5G・電気自動車関しては、材料を生産している旭化成にとっても間接的ですが追い風になると思います。
ヘルスケアに関しては、人口呼吸器やウイルス除去フィルターといった事業がコロナで追い風になっているので今後も事業として発展していけると考えています。
旭化成に限らず、化学メーカーは積極的に設備投資・脱石油化学依存を進めているので今後技術力の有無が企業としての命運を握りそうです。
景気に左右されやすい分野であるものの、コロナの中でも昨年と同等の売上高は出しているのであとは資本効率の改善などに期待していきたいです!
それでは!