経営成績
当第2四半期(2020年4-9月期) | 前第2四半期(2019年4-9月期) | |
売上高 | 553億2600万円 | 469億3200万円 |
営業利益率 | 15.6% | 6.4% |
1株純利益 | 38.68円 | 13.59円 |
年間配当 | 7.5円 | 6円 |
nico
コロナで多くの業界で売上が落ちている状況と比べると、コロナ禍はワコムにとっては追い風になったようですね。
今回の連結決算ですが、前年同期比で
- 連結売上:18%増
- 連結営業利益:186%増
- 連結当期順利益:185%増
と、連続売上高・連結営業利益・連結当期純利益において過去最高を記録しました。
これに加えて教育のデジタル化、行政のDX推進とまだまだ伸びていく余地を残しているのでまだまだ楽しみな銘柄になっています。
nico
実際に私が購入した半年前から株価はジワジワ右肩上がりで、株価約180%増。ありがたや〜。
財政状況
当第2四半期(2020年4-9月期) | 前期末(2020年3月末) | |
総資産 | 702億4400万円 | 511億5600万円 |
1株純資産 | 203.14円 | 170.75円 |
自己資本比率 | 47.0% | 54.2% |
流動比率 | 267.4% | 287.7% |
注目したいのが、
- 1株純資産の増加
- 自己資本比率の低下
- 流動比率の低下
トリプルで過去最高の記録をしているので、純資産の増加は嬉しいことですが、自己資本比率と流動比率の低下はマイナスポイントですね…。
nico
ワコムは赤字となった2016年から長期借り入れの開始、短期借り入れの増額をしているのでここらへんに引っ張られてる感じ…。
キャッシュ・フロー
当期(2020年4-9月期) | 前年期(2019年4-9月) | |
営業CF | 105億9300万円 | 83億4200万円 |
投資CF | -39億8100万円 | -14億3100万円 |
財務CF | -18億4200万円 | -31億4500万円 |
nico
投資CFがマイナス増。財務CFもまだマイナス値。
投資CFのマイナスは、固定資産の取得と定期預金の預け入れとのことなのでそれほど大きな影響はなさそうです。
財務CFに関しても、配当金と赤字を計上した2016〜2017頃に短期借り入れを行ったことが影響していると考えられます。
ただ、営業CFがこれら2つを補っているのでそこまで悲観するないようではないと私は思います。
まとめ
ワコムの現況をまとめると、
- 業績は過去最高。
- コロナ禍、デジタル化でまだまだ伸びる余地あり。
- 市場規模が小さいので配当額は小さいが増額の可能性あり
- ニッチな分野なので競合が出てきたときにどう出るのか注目
といったところではないでしょうか。
高配当銘柄とは言えませんがまだまだ伸びしろのある企業だと思うので、今後の業績・配当アップに期待して注目していきたいと思います。
nico
高配当ではないももの、ポートフォリオを支えてくれる大事な銘柄なので大切にしていきたいと思います!
それではまた!